いま太陽光発電をつけるメリットはあるのか

最終更新日 2023年8月5日

太陽光発電の実態とは?

一般住宅の屋根にも太陽光発電がつけられるようになったのはここ近年のことと思います。

しかし実際にエスコシステムズなどの太陽光発電をつけてメリットがあるのか、またデメリットがないのか検討していきます。

まずは数年前にくらべて、発電機の性能が上がっているという噂を聞きますがその実態はどうなのでしょうか。

実際に2014年に建築した住宅につけられた太陽光発電では雨の日や曇りの日ではほぼ発電しません。

しかし2017年に取り付けされたものは夜間でない限り、雨や曇りの日も乱反射による発電を行うようです。

それを踏まえたうえで、まずはデメリットから確認してみます。

まずは発電量はその日の日照に左右されるということです。

とても簡単なことですが、発電に必要なものは太陽光のため天気が良く日照時間が長いほど発電してくれます。

逆を言えば雨が続けば発電量が増えません、また雪が積もった場合には発電ができませんので冬期間中、雪が多い地域では発電が見込めません。

実際に北海道に在住している私は発電機をつけておりますが、12月から3月の発電量は微々たるものです。

太陽光発電のデメリット

そして日照量については天気に限ったことではないデメリットがあります。

後から出来た建物や木の葉などによる日陰ができることです。

もしも家を建てる時に近隣に建物がない場合、あとからどのような建物や木ができるかわからないため当初予定していた発電量が確保できなくなることがあります。

また不慮の事故といえますが、台風や地震などで壊れるという可能性もあります。

初期費用が高く、大体100万円ほどかかることを考えると想定外の事故により100万円を取り戻す前に壊れてしまうのは大きいデメリットではあります。

皆さんが一番気になるのは、年々売電価格が下がっていることではないでしょうか。

実際に売電価格は下がっていて、2017年から2018年の値段の違いは1kWhあたり2円下がります。

2017年が28~30円だったのに対し、2018年は26~28円になっています。

パネルのサイズなどで年間の料金の変化はありますが、買い取ってもらう価格が下がるということは確実なのです。

ここまでデメリットばかりを話してきましたが、メリットがまったくないわけではありません。

まずは売電ではなく自家消費することを念頭にしてみます。

売電するわけではないので、売電価格の値下げは気にせずにすみます。

エスコシステムズも言及しておりますが、発電した電力をそのまま家庭で消費することで、電気代として支払う金額を少なくすることが可能です。

発電自体は昼間になりますので、夜間使用するために電力をためる蓄電池を使うことで効率よく自家消費できるようになります。

また最近増えてきた電気自動車の充電も太陽光発電で賄うことができます。

それをすべてをシステム化した家を商品販売しているメーカーもありますので、完全なオール電化を目指すには太陽光発電は不可欠といえます。

また発電機の器具自体はここ10年で性能がとても向上し、かつ値段も少しずつ下がってきています。

太陽光発電の予算について

エスコシステムズに聞いたのですが、大きさやメーカーにもよりますが大体100万程度かとおもいます。

以前は国から補助金がでていましたが、現在は補助金制度が終わっています。

しかし県や市町村で補助金を行っている地域もありますので、事前に調べてみるといいでしょう。

企業などが太陽光発電を設置するために近隣の日照量を調べていることがおおく、一年間の発電量を報告するという義務と引き換えになりますが補助してもらえたりします。

大きなメリットとしては災害時に使用できるということもあります。

電力が補給できない場合、自立運転に切り替えることができるため停電時にも電気が使えます。

ただしあくまで発電したものを自家消費するため、天候不良が続く場合には使用が難しくなります。

またエスコシステムズなどのオール電化の場合は、お湯を沸かすのも電気で行うため家の中に水のタンクがあるはずです。

そのためすぐに水がなくならないという電気とは違うメリットもあります。

そして一番大きいメリットは使うエネルギーが減るということです。

あくまでオール電化にした場合ですがガスの使用がなくなります。

ということはガスの基本料金を支払わなくて良いということです。

特にLPガスは都市ガスに比べて料金が高いので、特にLPガスを利用している方にはオール電化にすることでのメリットが得られると思います。

結果的に太陽光による発電機をつけたほうがいいかどうかは、今ならまだ損にはならないというギリギリの期間かと思います。

このまま売電価格が下がっていく場合は、基本自家消費のみになってしまうため、余った電力を売って発電機をつけた際の初期費用を取り返すことが難しくなります。

絶対につけた方がお得!という期間は実際には過ぎてしまった感がありますので、取り付けには慎重にエスコシステムズなどメーカーによる年間の発電量と売電した場合の料金を出してもらってからにするのが一番です。

一社に限らずいろんなところで見積もりをして、かつ家計を運営した際の利用金プランなども想定するのがベストでしょう。

 

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